NYMEX WTI マーケット推移  2020

原油マーケット情報2020年10月(アーカイブ)

​オイル・リポート

2020/10/21 NYMEX WTI 反落 2020年11月限:40.03$/bbl ↓ − 1.67$/bbl 

 10月21日は大幅反落。米エネルギー情報局(EIA)が21日発表した石油在庫統計で、原油在庫が前週比減少したものの、ガソリンが予想外に増加したことで需要回復がみられず、冬季は新型コロナウイルス感染の再拡大で需要減に向かうとの観測に拍車をかけて売られた。加えて、ロシアのエネルギー相が20日に「来年以降の協調減産を協議するのは時期尚早だ」とコメントしたこと、リビアなど協調減産から除外された国の増産が報じられ、供給過剰の可能性があり、売りが高まった。

 2020/10/21 ICE BRENT  反落 2020年12月限:41.73$/bbl ↓ −  1.43$/bbl

2020/10/20 NYMEX WTI 反発 2020年11月限:41.46$/bbl ↑ + 0.63$/bbl 

 10月20日は反発。米国の追加経済対策を巡る与野党協議で、民主党が設定した交渉期限を迎え、野党・民主党のペロシ下院議長が20日午後、米メディアに対し「両党が合意し、11月前半には経済対策は成立することを楽観している」と語り、米株相場の反発も同じリスク資産に位置付けられる原油の買いを誘った。しかし、欧米の新型コロナウイルス感染再拡大による行動制限が欧米経済の回復を鈍らせるとの懸念は根強く、上値を抑えた。

 2020/10/20 ICE BRENT  反発 2020年12月限:43.16$/bbl ↑ +  0.54$/bbl

2020/10/19 NYMEX WTI 続落 2020年11月限:40.83$/bbl ↓ − 0.05$/bbl 

 10月19日は小幅続落。コロナ感染が深刻化している欧州の景気が二番底に陥るとの懸念が浮上し、米国でも40近い州で感染が増加する傾向にあり、米株式相場が午後に下げ幅を広げたことを受けて、原油は引け間際に売りが強まった。一方、OPECプラスの合同閣僚監視委員会で、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が相場環境の変化に応じて「必要な手段を取る」とコメントしたことを受けて、市場では12月1日のOPECプラス会合で2021年以降も現行の協調減産の継続を決めるとの観測が強く、需給が引き締まるとの見方が拡がって、下げ幅が縮小した。

 2020/10/19 ICE BRENT  続落 2020年12月限:42.62$/bbl ↓ −  0.31$/bbl

2020/10/16 NYMEX WTI 続落 2020年11月限:40.88$/bbl ↓ − 0.08$/bbl 

 10月16日は続落。新型コロナの感染再拡大で欧州の主要都市で外出や会合などを制限する規制強化の動きが強まり、欧州内での人の移動が減り、ガソリンや航空機燃料の需要が低迷するとの懸念が売りを誘った。16日発表の9月の米鉱工業生産指数が市場予想に反して5カ月ぶりに低下し、原油需要が鈍化するとの予想も弱材料視された。しかし、翌週のOPECプラスによる合同閣僚監視委員会(JMMC)を控えて、加盟国に減産順守を改めて訴え、2021年以降も協調減産の規模を維持するとの見方が強く、需給改善につながるとの期待が相場を下支えた。

 2020/10/16 ICE BRENT  続落 2020年12月限:42.93$/bbl ↓ −  0.23$/bbl

2020/10/15 NYMEX WTI 反落 2020年11月限:40.96$/bbl ↓ − 0.08$/bbl 

 10月15日は反落。フランスや英国でコロナ新規感染者数再増加して外出や会合が禁止され、米国でも感染者数が再び増えており、米株式市場においてダウ平均が朝方に大きく下げ、原油も売る動きが加速した。しかし、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減少し、ハリケーン「デルタ」による米メキシコ湾岸の石油施設が操業を休止したたことでの一時的なガソリン在庫減少もあり、需給の緩みへの警戒感がやや薄れたことで下げが縮まった。

 2020/10/15 ICE BRENT  反落 2020年12月限:43.16$/bbl ↓ −  0.16$/bbl

2020/10/14 NYMEX WTI 続伸 2020年11月限:41.04$/bbl ↑ + 0.84$/bbl 

 10月14日は続伸。OPECの10月月報で2021年の原油需要を下方修正し、翌月曜にOPECプラスの協調減産に関する10月の合同閣僚級会合(JMMC)を控えて、「サウジアラビアとロシアの首脳が13日に協調減産を継続する必要性について電話会談した」と報じられ、OPECプラスは2021年1月に協調減産を縮小する可能性が高く、臨時会合開催の可能性もあり、売りが強まった。新型コロナウイルスの感染拡大による原油需要の停滞を懸念して、現在の減産規模をより長く続けるため、需給が想定より引き締まるとの観測が拡がっている。

 2020/10/14 ICE BRENT  続伸 2020年12月限:43.32$/bbl ↑ + 0.87$/bbl

2020/10/13 NYMEX WTI 反発 2020年11月限:40.20$/bbl ↑ + 0.77$/bbl 

 10月13日は3営業日ぶりに反発。中国の経済回復が示され、原油需給が引き締まるとの期待感、国際エネルギー機関(IEA)が13日発表した需給見通しで「世界経済は2021年にもコロナ禍前の水準に戻る」と指摘し、原油需要が増加するとの観測が拡がり、買いが高まった。

 しかし、買い一巡後は、石油輸出国機構(OPEC)の10月の月報で、2021年の世界の原油需要見通しを下方修正するとの予想を受けて、冬季のコロナ感染の再拡大で世界景気の回復が遅れるとの見方が下押しした。

 2020/10/13 ICE BRENT  反発 2020年12月限:42.45$/bbl ↑ + 0.73$/bbl

2020/10/12 NYMEX WTI 続落 2020年11月限:39.43$/bbl ↓ − 1. 17$/bbl 

 10月12日は続落。リビアの国営石油会社が、10月11日に同国最大のシャララ油田の不可抗力条項を解除したと発表したこと、ノルウェーでは海洋油田の稼働を停止させていた労働者のストライキが終了したこと、米国のハリケーン「デルタ」の影響で停止していた石油関連施設が稼働を再開したことから、世界的に原油供給の増加が予想され、売りが強まった。

 また、コロナ関連でジョンソン英首相が、10月12日に一部地域のパブ閉鎖など、段階的な制限措置を導入すると示唆したことや、米欧での感染再拡大での各国が営業制限などの動きでのエネルギー需要を下押しするとの観測でも売られた。

 2020/10/12 ICE BRENT  続落 2020年12月限:41.72$/bbl ↓ − 1.13$/bbl

2020/10/09 NYMEX WTI 反落 2020年11月限:40.60$/bbl ↓ − 0.59$/bbl 

 10月9日は反落。ベーカー・ヒューズ発表の原油掘削設備(リグ)の稼働数が3週連続で増加し、6月中旬以来の高水準となり、米国の原油供給量の過剰感が続いているとの見方から、売りが入った。週間のWTIの価格推移が1割程度上昇し、週末を前に利益確定売りも出やすかった。

 さらに、欧州各国でコロナの新規感染が急拡大し、一部の都市で外出や飲食店の営業を制限する動きにつながり、米国でも20以上の州で感染者数が増え、室内での活動が増える秋冬の感染第2波への懸念も売りを誘った。しかし、メキシコ湾のハリケーンによる製油所の稼働停止が、下支えした。

 2020/10/09 ICE BRENT  反落 2020年12月限:42.85$/bbl ↓ − 0.49$/bbl

2020/10/08 NYMEX WTI 反発 2020年11月限:41.19$/bbl ↑ +1.24$/bbl 

 10月8日は反発。米メキシコ湾岸にハリケーン「デルタ」が接近し、同地域に集中する石油施設の大半が操業を休止していると伝わり、ガソリンなど石油製品の供給懸念が予測されたことで買われた。

 OPEC加盟国とロシアなど非加盟国によるOPECプラスの10月の共同閣僚級会合(JMMC)を翌週に控え、2021年1月に予定する協調減産の縮小について、「サウジアラビアが取りやめを検討している」と報じられ、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が続き原油需要は回復せず、協調減産が延長されるとの観測も相場を押し上げた。

 2020/10/08 ICE BRENT  反発 2020年12月限:43.34$/bbl ↑ + 1.35$/bbl

2020/10/07 NYMEX WTI 反落 2020年11月限:39.95$/bbl ↓ − 0.72$/bbl 

 10月7日は反落。米国エネルギー情報局(EIA)の週間在庫時計で原油在庫が予想に反して増加し、WTI現物の受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫が2週連続で増加したことも加わり、需給が緩んでいるとの観測が拡がって売られた。また、トランプ大統領が追加経済対策で空運会社や中小企業への支援を先行させる考えを示したものの、本命の失業給付の増額は合意が先送りされる公算が大きく、米国景気の回復が遅れて需要が戻らないとの見方も売りを誘った。

 2020/10/07 ICE BRENT  反落 2020年12月限:41.99$/bbl ↓ − 0.66$/bbl

2020/10/06 NYMEX WTI 続伸 2020年11月限:40.67$/bbl ↑ + 1.45$/bbl 

 10月6日は続伸。ハリケーン「デルタ」がカテゴリー2に勢力を強めてメキシコ湾を北上し、一部の石油会社が生産施設の職員の退避を開始したと伝わり、石油製品の供給懸念があること、職員によるストライキでノルウェーの6つの海上油田の稼働が停止しており、同国の原油生産量が8%前後減る可能性があると報じられたことで、国内外での目先の需給が引き締まるとの観測が広がり、買いが高まった。

 2020/10/06 ICE BRENT  続伸 2020年12月限:42.65$/bbl ↑ + 1.36$/bbl

2020/10/05 NYMEX WTI 反発 2020年11月限:39.22$/bbl ↑ + 2.17$/bbl 

 10月5日は大幅反発。新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領が自身のツイッターに早期退院を伝えるなど回復していると見られ、米大統領選挙戦の混乱への過度な警戒感が和らぎ、米与野党の追加経済対策の合意期待も市場心理を支えて、買いが高まった。米主要株価指数がそろって上昇し、株式と同様にリスク資産とされる原油先物も買われ、前週末に1カ月ぶりの安値を付け、5日は自律反発狙いの買いも入った。

 米サプライマネジメント協会(ISM)が5日に発表した9月の非製造業景況感指数は2カ月ぶりに上昇し、市場予想もやや上回り、米国のエネルギー需要停滞するとの見方が後退した。ノルウェーの油田がストライキで生産を一部停止し、供給が減るとの観測を招いたことも強材料となった。

 2020/10/05 ICE BRENT  反発 2020年12月限:41.29$/bbl ↑ + 2.02$/bbl

 

2020/10/02 NYMEX WTI 続落 2020年11月限:37.05$/bbl ↓ −1.67$/bbl 

 10月2日は続落。米国の大統領選を1ヵ月後に控えるなか、トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことと報じられ、市場関係者が「感染リスクが改めて意識され、米国で経済活動の規制につながり、原油需要が減ると懸念された」と指摘し、米株式相場が下落したことも市場心理を冷やし、売られた。また、一部報道がOPECの9月の原油生産量が3カ月連続で増加としたと伝え、ロシアなど非加盟カ国との協調減産は順守されているが、減産合意から除外されているリビアやイラン、ベネズエラで増産が目立っているとの観測が拡がって、売り圧力が高まった。

 2020/10/02 ICE BRENT  続落 2020年12月限:39.27$/bbl ↓ − 1.66$/bbl

2020/10/01 NYMEX WTI 反落 2020年11月限:38.72$/bbl ↓ −1.50$/bbl 

 10月1日は反落。OPECの9月原油供給量がリビアの大幅生産の影響で対8月比日量16万バレル(16万b/d)増と報じられたことを受けて、需給が供給増に向かうとの観測が強まって売られた。また、欧米で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、原油需要の低迷が続くと予想される中、需給が改善しにくくなるとの見方が強まったことも弱材料視された。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の製造業景況感指数が8月から低下し、市場予想を下回り、米国の追加経済対策への期待はあるものの、規模や中身を巡って米与野党が歩み寄るのは難しいとの見方も強く、売りが高まった。

 2020/10/01 ICE BRENT  反落 2020年12月限:40.93$/bbl ↓ − 1.37$/bbl

INFO:米国の東部時間10/21 14:30(日本時間10/22 0:30)EIA米国原油輸入量の変化 (EIA United States Crude Oil Imports Change)・EIA米国クッシングの原油備蓄量の変化 (EIA United States Cushing Crude Oil Stocks Change)の発表。

EIA米国原油輸入量の変化 (EIA United States Crude Oil Stocks Change)

EIA米国クッシング原油備蓄量の変化 (EIA United States Cushing Crude Oil Stocks Change)

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